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Channel: 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba
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ブリュッセルの男子高校生から学んだ大事なこと

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今回の旅行は丸々2週間ですから、どこかで洗濯をしなければなりませんでした。 コインランドリーを利用すれば、簡単にたくさんの洗濯物があっという間にキレイになります。 なので、洗濯物がたまった時点で、どこかで行けばいいや、1回ですむだろうし、と軽く考えていました。 イギリス出国の前日、フランス語やドイツ語を使っている国で洗濯をするより、英語のほうがラクなのでは? と思い、ホテルの近く(徒歩7~8分)にあったコインランドリーへ行きました。 そこの店内には、店員さんらしき、おばちゃんがひとりいました。 ドラム式の洗濯機が大小たくさんあって、小さいほうに洗濯物を入れようとして…… 「あ! しまった! 洗剤がないやん!」と気づきました。 店内を見まわしても、洗剤の自販機がありません。 おばちゃんに聞くと、「洗剤は1ポンド」と言います。 自販機はないけれど、小さな箱に入った1回用のものをちゃんと売ってるのね、それが1ポンドなのね、とひとつお願いすると、おばちゃんは奥へと行きました。 奥から出てきたおばちゃんは、古い軽量カップに入れた粉末洗剤を手に持っています。 それ、売り物じゃないよな~、と一目瞭然です。 自分の洗剤のようなのです。 しかも、ですね、軽量カップが大きくて、量が半端ないです。 いや、おばちゃん、それ全部いりませんよ、と言おうとしたら…… おばちゃんは私が使う洗濯機にそれをザーッと入れました。 ひ~! それって、どう考えても多すぎるんじゃない? と見ていると、案の定、洗う時に派手にアワアワになり、すすぎになっても、泡が消えません。 最終のすすぎですら、今洗ってる途中? というほどの泡で、泡まみれなのです。 たぶん、おばちゃんは、自分の使いかけの洗剤を、それもたった1回分を1ポンド(約160円)で売ったので、「なんだか申し訳ないわぁ、ちょっと多めに入れてあげよう」と思ったのでしょう。 悪気はないのです。 その後、あれこれ会話をし、そこはドライクリーニングも受け付けていたので、仕上がった洋服を渡す時に入れる大きな袋もタダでくれたりしました。 でも……私的には、洗濯物は泡まみれですから、もう1回お金を入れて、すすぎだけをしたかったのですが…… グッと我慢して、そのまま乾燥機に入れました。 おばちゃんは黒人さんでしたから、もしかしたら、もう1回すすぐという行為を、違う意味に受け取るかもしれません。 それでイヤな気分にさせてしまったら申し訳ない、と思ったのです。 なので、少々の泡くらい大丈夫、大丈夫、と自分に言い聞かせました。 写真の中央、椅子に座って本を読んでいるのはお客さんで、私のあとから来ました。 おばちゃんはカウンターの向こうです。 いや~、皆さん、これは初体験でしたが、大量に洗剤が残った洗濯物は……くさいです。 時間とともに、洗剤くささが微妙に変化し、ニオイも増していき、翌日の朝になると「絶対に着られない! くっさー!」というほどになりました。 それで、ベルギーに行ったその日に、ホテルチェックイン後、コインランドリーへと走りました。 ブリュッセルの公用語は英語ではなく、フランス語です。 コインランドリーに行くと、何がなんだかさっぱりわかりません。 奥には乾燥機がありました。 えっとーーーーー? と、途方に暮れていたら、お店の外にいた高校生くらいの男の子が入ってきました。 で、ありがたいことに、説明をしてくれ続きをみる

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