お手間でなければ、応援のクリックをいただけると嬉しいです。
(^-^)
※今日のお話は長いです~。
読むのに時間がかかると思います。
去年の今頃だったと思います。
たまたま事務所で事務処理をしていたら、パートのヘルパーAさんが来ました。
お子さんが学校で高熱を出したという連絡が入って、今からすぐ迎えに行かなければいけない、ということでした。
Aさんが担当するその日のサービスはもう一軒残っていて、それをお休みさせて下さい、と言うのです。
応対していた上司は 「えっ!」 となっていました。
ヘルパーが急にサービスに行けないとなると、その調整をするのが大変だからです。
Aさんは、子どもは高熱のようだから明日も休むことになると思う、とも言います。
上司は、事情は理解するものの、やはりちょっと困った感を出していました。
上司とAさんが会話をしているところに、下っ端の私が割り込むのはどうかと思いましたが、Aさんがあまりにも小さくなって謝っていたので、思い切って口をはさみました。
「今日のAさんのサービス、私が行きます。◯◯さんのサービスの時間をずらしてもらいますから大丈夫です。それと明日、Aさん担当のサービスを回せる人がいなかったら、私、出勤できますよ」(翌日は私はお休みでした)
そう言うと、Aさんは両手を合わせて私を拝み、ありがとうありがとうと何回も言っていました。
Aさんのお子さんには障がいがあって、そのため人が預ってくれない、預けられる人がいない、ということを以前にチラッと聞いたことがあったのです。
Aさんが私に向かってペコペコとお辞儀をするその姿を見て、 「人にはわからない苦労がたくさんあるのだろうな」 としみじみ思いました。
急にお休みすることが多いため、前職は辞めざるをえない状態になったのだそうです。
Aさんはとっても人当たりの良い、ほんわかとした心地よい温かさを持った人で、すごく優しい人です。
パートさんが事務所に来ると(普段は直行直帰です)、利用者さんのことを悪く言う人や愚痴を言う人がほとんどですが、Aさんは一切何も言わず、いつもニコニコとしています。
利用者さんにも人気があるし、話す内容を聞いていても、人格者だなぁと思わせる人です。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
話は変わって、私が福祉用具専門相談員をしていた数年前のお話です。
当時の訪問介護の主任Bさんが40代後半の女性でした。
その会社で電車通勤は私だけで、駅から歩くのも私だけでした。
出勤時間が電車の都合で早かったため、途中で誰かに拾ってもらえることはまずありませんでした。
Bさんは時々早く来ることがあったので、たまに私を拾って乗せてくれていました。
それが会社まであと50メートル、というところであっても 「乗って」 と停めてくれていました。
優しさが厚いのです。(変な日本語ですがニュアンスは伝わるかと思います)
会社に監査が入ることになって、毎日のように残業をしたことがあります。
いつだったか、夜の10時まで2人だけが残ったことがありました。
空腹で頭が働かないから、ちょっとだけお茶とお菓子で休憩をしよう、と2人で話をしました。
実はね・・・、とBさんは、お子さんに障がいがあることを話し始めました。
もう一人の子に迷惑をかけないよう、たくさん貯金をしておきたい、だから働けるだけ働く、と話していました。
そしてその子には、何でも自分でできることはさせてあげたいし、障がいがあるからと家に閉じ込めることはしたくない、とも言っていました。
お子さんがもう少し小さな時は、その逆の考えだったのだそうです。
しかし考え方を変え、お子さんを連れて近所を周って、挨拶したと言います。
この子には障がいがあります、でも穏やかないい子です、ただお金の計算は苦手です、と。
それ以来、子どもさんは近所のあちこちで声をかけてもらえるようになり、人と触れ合えるようになったそうです。
一人で自由にお買い物もできるようになったと言っていました。
支払いはBさんが、仕事が終わってから払いに行くのです。
近所の人がいい人ばかりで救われている、というお話でした。
Bさんは部下をかばって所長と大ゲンカをしたり、部下の失敗に小言を一切言わず自分が頭を下げに行ったりしていました。
姉御肌でふところの深い、温かみのある人でした。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
私のもとには日々、いろんなメールが届きます。
中には障がいを持ったお子さんのお母さんからのメールもあります。
疲れていらっしゃる方もいれば、不安になっておられる方もいます。
結婚した相手の連れ子が障がいを持っているんです、というメールもいただきました。
皆さん、行き詰まることがあるようで、そういう時は、どうして? なぜ? とつらい思いをされているようです。
お子さんは、障がいを持って一生を過ごそう! と、生まれる前に決め、それを実行しています。
その決心は大変大きなものです。
初めから困難とわかっていて挑戦するのですから、非常に前向きで、霊的にも高い魂です。
その魂が生まれる前に慎重に検討するのが、どこに生まれるか、です。
特に両親は慎重に選びます。
私がAさんやBさんを見るたびに思っていたのは、 「私が来世で障がいを持った人生を送るとしたら、私もこの人の子どもとして生まれるだろうなぁ」 でした。
AさんやBさんがお母さんだったら、安心して頑張れると思うからです。
私自身が母親、つまり私の子どもとして生まれるかどうかいうと、ん~、不安で・・・嫌ですね。
私の子どもには生まれてこないと思います。
以前に書いた、クレーマーとして扱われていた利用者さんも、娘さんのために大暴れするほど深い愛情を持っていて、とことん娘さんを守っていました。(その話は→コチラ)
かなり前になりますが、テレビでダウン症の女性のドキュメンタリー番組を見たことがあります。
その女性は普通に大学に行って教員免許を取っており、本人は20歳を過ぎるまで自分がダウン症だと知らなかったと言っていました。
ご両親のインタビューもありましたが、にこやかで穏やかなお父様とお母様で、見ていた私は、私が彼女と同じ人生にチャレンジするとしてもやっぱりこのご両親のところに生まれるだろうな、と思いました。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
障がいを持つお子さんを育てられている方は、おつらいことも、不安も、人の何倍・何十倍もあると思います。
メールには、時々くじけそうになります、と書かれているものもありました。
けれど、知っておいていただきたいのは、お子さんは絶対の 〝安心感〟 と 〝信頼〟 を持って母親を選んでいます。
そこをよりどころにして、つらい人生にチャレンジするためにこの世に生まれてきています。
魂である時に選んでいますので、そこに間違いはありません。
つまり、お母さんはそれだけの人格と徳をお持ちだということです。
そして、もうひとつ申し上げたいのは、お子さんだけに選択する権利があって勝手に来た、のではありません。
あちらの世界で、お母さんのほうもサポートを承諾しているのです。
これは結婚した相手の子どもさんの場合でも同じです。
魂の自分、真の自分は、承諾する心の広さや人にはない大きな優しさを持っているわけです。
私が中学生の時でした。
通学途中のバス停で、おばあさんが知的な障がいがある孫2人を連れて、いつもバスを待っていました。
孫は男の子の双子で体もおばあさんより大きく、その2人の腰と自分の腰をおばあさんは縄で結んでいました。(40年前の話なので当時はOKだったのだと思います)
男の子は時々、奇声を発したり、突然違う方向へ走ろうとしたりして、おばあさんは大変そうでした。
子ども心に、 「おばあさんしんどいだろうな」 と思っていました。
「でも、男の子たちは本当は優しいんだよ、おばあさん」 とも思っていました。
双子の男の子は気ままに動いたり騒いだりしていましたが、男の子からは 「ばあちゃん、ありがとう」 という念がいつも感じられていたからです。
男の子たちは病気で何もわからないみたいだけど、心では感謝してるんだなぁ、と思っていました。
魂には障がいも何もありませんから、実はこうしてちゃんとすべてがわかって、サポートしてくれる人に感謝しているのですね。
そういうことも知っておかれると、行き詰まった時、少しは違うかもしれません。
障がいを持った子どもについて書いて下さい、というメールをもらったり、悩まれているメールをいただいていましたが、つい最近、またいただきましたので書かせてもらいました。
長くなりましたが、うまくお伝えできているといいなぁと思います。
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ありがとうございます。
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Aさんは、子どもは高熱のようだから明日も休むことになると思う、とも言います。
上司は、事情は理解するものの、やはりちょっと困った感を出していました。
上司とAさんが会話をしているところに、下っ端の私が割り込むのはどうかと思いましたが、Aさんがあまりにも小さくなって謝っていたので、思い切って口をはさみました。
「今日のAさんのサービス、私が行きます。◯◯さんのサービスの時間をずらしてもらいますから大丈夫です。それと明日、Aさん担当のサービスを回せる人がいなかったら、私、出勤できますよ」(翌日は私はお休みでした)
そう言うと、Aさんは両手を合わせて私を拝み、ありがとうありがとうと何回も言っていました。
Aさんのお子さんには障がいがあって、そのため人が預ってくれない、預けられる人がいない、ということを以前にチラッと聞いたことがあったのです。
Aさんが私に向かってペコペコとお辞儀をするその姿を見て、 「人にはわからない苦労がたくさんあるのだろうな」 としみじみ思いました。
急にお休みすることが多いため、前職は辞めざるをえない状態になったのだそうです。
Aさんはとっても人当たりの良い、ほんわかとした心地よい温かさを持った人で、すごく優しい人です。
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利用者さんにも人気があるし、話す内容を聞いていても、人格者だなぁと思わせる人です。
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中には障がいを持ったお子さんのお母さんからのメールもあります。
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お子さんは、障がいを持って一生を過ごそう! と、生まれる前に決め、それを実行しています。
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ご両親のインタビューもありましたが、にこやかで穏やかなお父様とお母様で、見ていた私は、私が彼女と同じ人生にチャレンジするとしてもやっぱりこのご両親のところに生まれるだろうな、と思いました。
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障がいを持つお子さんを育てられている方は、おつらいことも、不安も、人の何倍・何十倍もあると思います。
メールには、時々くじけそうになります、と書かれているものもありました。
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通学途中のバス停で、おばあさんが知的な障がいがある孫2人を連れて、いつもバスを待っていました。
孫は男の子の双子で体もおばあさんより大きく、その2人の腰と自分の腰をおばあさんは縄で結んでいました。(40年前の話なので当時はOKだったのだと思います)
男の子は時々、奇声を発したり、突然違う方向へ走ろうとしたりして、おばあさんは大変そうでした。
子ども心に、 「おばあさんしんどいだろうな」 と思っていました。
「でも、男の子たちは本当は優しいんだよ、おばあさん」 とも思っていました。
双子の男の子は気ままに動いたり騒いだりしていましたが、男の子からは 「ばあちゃん、ありがとう」 という念がいつも感じられていたからです。
男の子たちは病気で何もわからないみたいだけど、心では感謝してるんだなぁ、と思っていました。
魂には障がいも何もありませんから、実はこうしてちゃんとすべてがわかって、サポートしてくれる人に感謝しているのですね。
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