Quantcast
Channel: 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2426

邪鬼とは

$
0
0

お手間でなければ、応援のクリックをいただけると嬉しいです。
(^-^)
ひっそりとスピリチュアルしています-ブログランキングへ



日光市の中禅寺に行きました。

詳しいお話は別の機会に書きますが、ここの本堂の前に、〝天邪鬼(あまのじゃく)〟とされている像があります。

その天邪鬼は石灯籠の一部となっていて、灯籠を頭及び肩の上に載せています。

ユーモラスな顔をしているからか、なんとなく可愛く感じて、そばに寄ってみました。

「中に入ってるのかなぁ? 空っぽかな?」 と思って見てみたら、ちゃんと入っていました。

で、話しかけてみました。

「私、君の友達を知ってるよ」

すると邪鬼はぶっきらぼうに答えます。

「友達なんか、いねえ」

「友達じゃないのか、じゃ、同じ邪鬼っていう仲間?」

「…………」

「その邪鬼は木でできてるねん。しかも宝物殿に安置されてたよ」

「ふ~ん。ワシ……石……」

「知ってる。見たらわかるから。っていうか、今のもしかしてダジャレ?」

うぷぷぷ、と1人で笑っていたら、この邪鬼は自分の頭上も石でできているから重たいのだ、と言っていました。

そりゃ、そうだろうなぁ、と同情しました。

自分より大きい石をずっと持ち上げていなければいけないのは、結構つらそうです。

ここで疑問を持たれた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「どうしてそんなしんどい状態の像に、邪鬼が律儀に入ってるの?」 と。

邪鬼は 〝自分から〟 このような像に入るわけではないのです。

何か悪いことをして、仏様に退治されたというか、お仕置きとして入れられているのですね。

ですから、お寺のあちこちにある邪鬼の像、邪鬼の彫刻、仏像に踏まれている邪鬼などは、意外と中に入っていることが多いです。

「そんなの、怖い~」 と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

像に閉じ込められているので、悪さは一切できません。

そして仏様に退治された時点で、毒気も抜かれています。

意地悪でも邪悪でもなくなっているのです。

元はそういう類の悪霊だったのでしょうが、なんというか、恐ろしい仏様に叱られてシュンとしたような感じになっています。

大阪の観心寺にいる邪鬼もそうなのですが、なんというかちょっと可愛いなぁと思える存在なのです。

像に閉じ込められているのも永遠ではないようで、お仕置きが済めば (つまり十分反省して悪い心が消えれば) 動けるようになります。

仏様が改心させている途中なのですね。

仏様はとても厳しい面もありますが、やはり慈悲深いです。




本堂の脇にある石灯籠です。
うっかりすると見過ごしてしまうかもしれません。

邪鬼1




なんとなくユーモラスな顔ですね。
邪鬼2




見て下さい、この頑張ってる感。
うわぁ、しんどいだろうなぁと同情してしまいます。

邪鬼3




ちょっと傾いてるし~、と思いました。
本当に重たいのだと思います。

邪鬼4






最後にお手間でなければポチっとお願いします~。

ひっそりとスピリチュアルしています-ブログランキングへ 



Viewing all articles
Browse latest Browse all 2426

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>