私のところには、さまざまなメッセージやお手紙が届きます。 なかには自死・自殺について書かれたものもあります。 内容は、死ぬことを考えていたという方が、私のブログや本を読んで思いとどまった……という、お礼が書かれているものがほとんどです。 紹介されている神社仏閣に行ってみた、という方も数名いらっしゃいました。 そこで得られた癒やしの感覚が心地よく、それをきっかけに、あちこちの神社仏閣を参拝していたら、それまで信じていなかった神仏が身近になったそうです。 そうなると、徐々に信じられるようになり、今では楽しく神社仏閣めぐりをしていて、「生きがいです」と、書かれていた方もおられます。 このように、つらい状況は変わっていないけれど、死ぬことを考えなくなった、というメッセージをこれまでに何通もいただいてきました。 みずから命を絶つことを考えた理由は人それぞれですが……書かれていたのはどれも、つらく苦しい状況ばかりでした。 世の中には自殺を考えている人が少なくない、しかも、その悩みを誰にも打ち明けていない……というのが、自殺に関するメッセージを受け取ってきた私の印象です。 話は変わって、『死んだらどうなるの?』という本に、死後世界のことを書きました。 死んだあと、どのような感じのところに行くのか、ということを知っていれば、死ぬことは全然怖いことではありません。 あちらの世界はどうなっているのか……それを知ると、生きているうちに準備ができることもあるのです。 自由気ままに好きなことをして、のんびりと過ごしてみたり、会いたい人に会って楽しんだり、やりたいことを「うりゃーっ!」と頑張ってみたり、さっさと50回忌の向こうへ行って、生まれ変わるのもいいですし、神仏修行に入るのもいいと思います。 そこは、明るく希望に満ちた世界なのです。 しかし……みずから命を絶った人は、この世界に、ストレートに行くことはできません。 なので、「自殺した場合を除きます」と、本に書きました。 このことについて、「遺族の気持ちを考えていない」というお叱りもありました。 けれど、ここは、ちゃんとハッキリ書いておかなければ……自殺を考えている人に、誤解をさせてしま続きをみる
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