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(^-^)
岡山市の話をいくつか以前にご紹介させていただきました。
「吉備津〝彦〟神社」 と 「鬼ノ城」 のお話です。
この時に 「吉備津神社」 にも参拝したのですが・・・実は、何も教えてもらえませんでした。
この神社のご祭神は 「大吉備津彦大神」 一般に言われている 「吉備津彦(きびつひこ)」 で、桃太郎のモデルとなっている人物です。
理由はわかりませんでしたが、シャッターをガラガラ閉める程度ではなく、なんというか、 「一切のものを通さない核シェルターの扉」 というくらいの防御をされました。
そうなるともう交信は不可能なので、仕方なく廻廊の方へ行ってみました。
この神社には、屋根付きの長い外廊下のような美しい廻廊があります。
廻廊を下っていると、いつの時代なのか判然としない、白い装束を着た巫女が十名程度、右往左往しているのが見えました。
多分、その場所の過去の映像だと思います。
全員、すごく慌てています。
衣擦れの音までハッキリ聞こえました。
どうしてバタバタしてるのかな? と思いましたが、廻廊はそこで右手にある御釜殿へ行くようになっていたので、先にそちらへ行ってみました。
御釜殿には、大きな釜が据えられていて、火が焚かれています。
この釜の下には、吉備津彦が退治した 「温羅(うら)」 が埋められているそうです。
温羅とは、桃太郎の鬼のほうのモデルとなった人物です。
温羅は吉備国に空を飛んでやって来て、鬼ノ城を拠点として一帯を支配したそうです。
温羅は、古代吉備地方の統治者であったとも、一説には百済の皇子だったとも言われています。
製鉄技術を吉備地域へもたらしたのは温羅という説もあります。
ですが、温羅は婦女子や船を襲ったとか、人間や猿を食べたとかも言われていて、人々から大変恐れられていたというふうになっています。
吉備の人々が都へ出向いて窮状を訴えたため、第十代崇神天皇の時代に吉備津彦が遣わされ、温羅を退治したのだそうです。
吉備津彦は温羅の首をはねて殺し、首を晒しましたが、死んだのちも温羅は唸り声をあげていました。
そこで吉備津彦は家来に命じて、犬に食べさせ骨だけにするのですが、唸り声はやまず、ついには御釜殿の釜の下に埋めた、という伝説が残っています。(この先も話は続きますが省略します)
その御釜殿は小さな建物になっていて、そこに据えてある大きな釜には火がくべられており、煙がもうもうと立ち込めていました。
私には釜の下に悪いものの首があるようには思えませんでした。
怨念も何もない、静かな空間でした。
長年、神事を行ってきたからそうなっていたのかもしれませんが、どうしても鬼の首が埋まっているとは思えませんでした。
御釜殿を出て、再び、廻廊を奥へと行くと、また当時の映像が見え、今度は一列に並んだ僧侶が廻廊入口の部分に見えました。
さっきの巫女たちは、ふいに来たお客さん、高僧の食事の接待等をしなければいけないから慌てていたのかな? と思いました。
そのまま境内の一番奥まで歩き、一旦、敷地外の道路に出ました。
そこから中山茶臼山古墳まで歩いて行けるようになっています。
中山茶臼山古墳は、吉備津彦のお墓とされています。
歩いていけるのならこのまま行った方が早いな、と思い、少し歩いてみたのですが、なぜか急に猛烈に気分が悪くなりました。
吐き気とめまいがするので、これはやばい、と慌てて引き返しました。
再び、神社の敷地に入り、今度は廻廊を奥から入口に向かって反対向きに戻っていたら、さきほどの時代がまた見えました。
巫女たちが向こうから、こちらに向かって必死でバタバタ走ってきます。
巫女たちは接待で忙しくしていたのではなく、すごい形相で逃げていたのでした。
その後ろから僧侶が4人、厳しい表情で、一列になって歩いて御釜殿へ向かっています。
何かを調伏する・・・そんな雰囲気でした。
恐ろしい霊現象でもあったのか、そのような様子に見えました。
最後にもう一度、拝殿前に立ってみましたが、核シェルターの扉は開けてもらえず・・・残念ですが、何も収穫がないまま帰ることになりました。
しかし、ここの本殿・拝殿は本当に美しいです!(国宝です)
全国で唯一の様式 「比翼入母屋造」 で、その建築美を堪能させてもらいました。
何もわからなかったけど、ま、これだけでも来た価値は十分すぎるほどあるしね、と自分を慰めました。
神社を出て、気を取り直して、今度は吉備津彦のお墓である中山茶臼山古墳に向かいました。
続きます。
いい感じなのですが・・・私の目の前には
見えない核シェルターのドアがありました。(泣)
廻廊の入口です。奥のほうで下りになっています。
入口から少し進んだところで撮影しました。
ここで巫女さんたちが右往左往していました。
廻廊の左手にあったお社です。
登ってみましたが、えらくご機嫌ななめでいらっしゃいました。
そのお社の参道を上から撮影しました。
左側の草むらをバサバサと何者かが走る音がしていて、
(動物ではなく人間が走る音でした)
道を降りたところでもカサカサと大きな音が足元で鳴っていました。
クマンバチの大きいものが胸にバシッと思い切り激突してきたりもしました。
奥から廻廊と本殿を写した写真です。
美しい社殿です。
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