少し前に、蝶々が歓迎の神使であるというお話を書きました。 その時にいただいたメッセージの中に、神社とお寺で見た蝶々がどちらも瀕死状態だった、という方がおられました。 1匹目は、「完全に死んではいない状態で触れると少し動くのですが、もう全く飛べなくなっていました」ということで、踏まれないように脇にあった石に載せてあげたそうです。2匹目は、猛暑日で「こちらも完全には死んでいなかったのですが、もうそれこそ虫の息といった感じでした」ということで、やっぱり踏まれないようにと、参道の端のほうに移してあげたそうです。 このように瀕死の状態で姿を見せられている、その意味はと言いますと……。 実はこれは、大変光栄なことなのです。 神域の蝶々はお役目として、最後まで神仏のメッセージを伝えています。 その、お役目を終える〝最後の人〟として選ばれているのが、この方というわけです。 この方は、踏まれたりしないように蝶々を端によけています。 蝶々はそうしてもらえることを知っているのですね。 途中で力尽きて、参道のど真ん中に落ちたとしても、この人なら端によけてくれる、踏まれて死ぬのではなく、天寿をまっとうできる、ということを続きをみる
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